目の前が曇る
『穢れた聖地巡礼について』(背筋)を読んだ。
ホラーらしく割と怖かったけど、考察記事とか読んでインスタントに物語を咀嚼した結果の納得感と、あとからこだまする怖さみたいなものにやられた感じが大きかった。
以下ネタバレにつき白字で書いてます。選択して色反転させて読んでください。
正直いちばん怖かったのは読んでいる途中に出てきたほかの本の宣伝用紙だった。
それ以外にも出どころのわからない機械音や外の住人が立てた足音とか、そういう外から外部刺激に過敏に反応してしまうのがとにかく怖かった。
最後まで読んで、そんな風に本来何もないところを怖がるという振る舞いに小林のような悪意が絡みついてホラーは生まれ、その実宝条のようにその一部に潜む真実を知る者がいて、池田のように踊らされる人間にとってホラー・オカルトが発生するかもしれない……という風に自身の行動が本編に微かに絡むような気がしてぞっとした。
あと表紙が本当に怖い。裏表紙の右上に怖い顔があるのだけど、その位置は一旦読むのをやめて本を閉じた時にいちばんに目に入るところだった。怖すぎる。
感想ここまで。
サンタクロース対策
新しく寝る時に履くための靴下を買った。ニトリの寝具の素材として有名なNウォームから出ている着る毛布が出て、それからさらに派生した着る毛布の靴下版らしい。
履きやすいし、脱げにくいし、暖かいしで最高だった。価格も599円とかだった。
でもこれすごすぎてもし着る毛布とか買ってしまったら脱げなくなりそう。呪いの装備になってしまう。
仕組みは吸湿発熱らしい。難しいけどいい響きだ。
(参考:Nウォーム寝具-商品特長 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販)
あと、靴下の重ね履きができるくらいサイズが大きめで余裕があるのでサンタさんがくる家庭にはプレゼント入れにもいいかもしれない。
そういえば、私が一人暮らしを始めるまで実家にはサンタさんが来てくれていた。
秘密が明かされればもう来てくれないらしいことに気づいてから「今年のサンタさんは何をくれるのかな!」と言いまくり、大体5,000~10,000円くらい、もしくはドンとゲーム機本体なんかが欲しいと念のため両親両方の前で宣言を繰り返す。
一度寝たら絶対に朝まで起きないタイプだったので24日はとにかく早寝する、というのを徹底していたら毎年サンタさんが来てくれていた。今思い出すととんでもなく愛されていたな。
ある年、煙突のない我が家にどうやってサンタが来るのかと母親に聞いたところ、天井に取り付けられた点検用の蓋?のような部分に「サンタの抜け道」と書いたメモ用紙がセロハンテープで貼り付けられていた。あれは特に嬉しかったな。
サンタさんは住民票を参照してプレゼントを配っているから今の住まいにはプレゼントが届かないけれど、実家には毎年私あてのプレゼントの不在票なんかが届いているかもしれない。
ちなみに自分でプレゼントを置いてから寝るのはあまり楽しくなかった。深夜4時くらいに天井に吊り下げたプレゼントが枕元に落下してくるような仕組みなら楽しいかもしれない。
懲りない
精神の不調、眠気、異常な食欲、なんだ? と思っていたらいつもの生理が来ていた。
相変わらず1か月に1回(今アプリを確認したら最近の平均は26日に1回のペースらしい。個人差があるとはいえ短縮されている感じがして気に食わない。)来るものなのにどうしてこうも思い当たらず、始まってから気づくんだろうか。
毎回生理が終わった日に頭を殴られて記憶喪失とかになっているのかもしれない。こうやってブログに書いておくことで来月心身の調子がおかしくなったときに思い出せるようにしておこう。
次の生理期間って多分卒論の提出期限が終わっていて、マジで笑えない。
進捗をここに記そう。0文字です。
こんなもの書いてる場合か! という形式だけが虚しい。
その他
定食を食べたら、冷奴がついていた。真っ白だったのになぜか醤油がかかっていると思い込んで食べたら無味だった。
その後醤油をかけたら美味しかったのだけど、どうにも冷奴はせっかくあてがってやった調味料の味を薄めて出力してくる不思議な塊に思えてならない。
ずっと書き忘れていたのだけど、少し前に読んだ本(『人は2000連休を与えられるとどうなるのか?』(上田啓太))にクリティカルな言葉が載っていたのを思い出した。
油断すると部屋にこもるような人間はたいてい言語能力が発達している
なんというか、あまりにも偏見に満ちているのに一言も反論できず、こういう気づきを臆さずに言葉に書き留める姿勢を含めてすごいと思った。
明日のラッキーアイテムは憂鬱。あってもいい。その不在を喜んでもいい。では!